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2025

2.10

各位

日頃より関西化学工業協会の活動にご協力・ご支援を賜りまして誠に有難うございます。
さて、2025年2月7日付けで、経産省より首題の情報について公表されましたので、情報
共有させていただきます。

※詳細は、以下のURLに掲載の内容をご参照ください。
 https://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun-kijun/is/20250207.html
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【経産省H.P.上記URLより抜粋】
アンモニアを燃料利用するための発電用ボイラに関する技術仕様書が発行されました
~日本発 環境性能に配慮したアンモニアの燃料利用によるカーボンニュートラル社会
実現を目指して(ISO/TS 21343)

1.背景
燃料アンモニアは、燃焼してもCO2を排出しないゼロエミッション燃料であり、地球温暖
化対策において有効な手段の1つとなっています。燃料アンモニアの利用拡大に向けて、
現在日本において最も技術開発が進展しているのが、燃料アンモニアの発電用ボイラへの
利用です。この技術は、発電におけるCO2排出量を削減するための有効な手段として、日本
だけでなく東南アジア等の海外でも実現が期待されているものです。

アンモニアを燃焼させると、環境汚染物質である窒素酸化物(NOx)が発生することから、
アンモニアを燃料として利用するためには、燃焼時におけるNOxの排出を抑制する技術が
必要不可欠です。日本では、世界に先駆けてこの課題に対応すべく、NOx排出の低減に繋がる
アンモニア燃焼技術の開発が進められてきました。

燃料アンモニアを利用する発電用ボイラについても、その普及には、NOx等の排ガスの抑制等
の環境性能が必要です。しかし、その環境性能について一律の評価手法が確立されておらず、
日本の高い環境性能を客観的に示すことができませんでした。そこで、今般、日本が主導する
形で、燃料アンモニアを利用する発電用ボイラの環境性能を評価するための試験方法等を規定
する「技術仕様書(TS)」の開発を進め、2025年1月14日にこれが正式に発行されました。
 
2.技術仕様書の概要
今回発行された技術仕様書ISO/TS 21343は、日本企業の実証試験の結果を参考に、燃料アンモ
ニアを利用する発電用大型ボイラについて、排ガス性能評価試験の実施手順や報告プロセスを
規定しています。

具体的には、発電設備において運用開始前に実施する試験方法(窒素酸化物、一酸化二窒素、
未燃アンモニアの濃度の測定方法等)を規定するとともに、発電設備の購入者及び使用者に
対する試験結果の報告事項等を規定しています。

3.期待される効果
今回発行された技術仕様書により、日本の燃料アンモニアを利用する発電用ボイラについて、
高い環境性能が客観的に評価され、これにより日本発の発電用ボイラが世界中で利用される
ことに大きく貢献するだけでなく、カーボンニュートラル社会の実現に向けた歩みを着実に
前進させることが期待されます。
 
※1 技術仕様書(TS:Technical Specifications)とは、
国際規格としての合意が直ちには難しい場合に、すぐに使用できるように発行する文書。将来、
変更プロセスを経て、国際規格として発行することも可能。発行後3年で見直しが行われる。

※2 正式名称:ISO/TS 21343 Oil and gas industries including lower carbon energy
     – Fuel ammonia —Requirements and guidance for boilers for power generation

◯関連リンク
ISOポータルの当該技術仕様書のページ
https://www.iso.org/standard/86727.html?browse=tc

〇お問合せ先
国際標準について
イノベーション・環境局 国際標準課長 西川
担当者:湯川、水野、中島
電話:03-3501-1511(内線 3423) 
メール:bzl-s-kijun-ISO★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。

燃料アンモニアの政策について
資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部
水素・アンモニア課長 廣田
担当者:長谷川、宮川、中澤
電話:03-3501-1511(内線 4451)
メール:bza-h2-nh3★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。
                            以 上